イノベーションのジレンマ
- 大手企業は既存の技術を既存の顧客に提供することが「正しい」経営とされる。
- 新興企業は破壊的技術を持って既存の技術に挑んでくる。
- 破壊的技術は小さい市場に対し、既存の技術よりも劣ったものとして当初現れる。
- 大手企業は小さい市場を相手にするリソースを持たない。自らの体躯を維持するため既存の大きな市場を守る必要があるし、顧客もそれを求めている。
- 破壊的技術は漸進的に既存の技術の市場を侵食し、やがて越えていく。
- すると大手企業の顧客は破壊的技術の価格の低さやシンプルな要素に惹かれ、乗り換え始める。
- 大手企業が破壊的技術に乗り出す頃には手遅れとなり、既存の顧客が離れていく。
- かくして大手企業の正しい経営の結果、破壊的技術によって顧客が奪われることとなる。