2015-10-03から1日間の記事一覧

公共図書館の委託

最近は CCC とセットで言及される TRC こと図書館流通センターは、公共図書館からよく指定管理を受けていることでも知られている会社ではあるが、そもそもどういった組織なのか、ここでふりかえってみたい。 p.128 公共図書館の委託は、1980年代になって京都…

公立図書館の公共性

本(商品)を税金で共有してよいのは、それが公共の福祉だという共通認識があるからだろう。 その認識がなければ商品を税金で買い、勝手にシェアすることは端的に言って営業妨害だろう。 公共の福祉がそれに勝るという理解がなければ許されないことであるから…

武雄市図書館、開館当時の関係者の声

海老名、小牧、多賀城など武雄に続けとツタヤ図書館の流れがある。 ここで先例となった武雄市の関係者が当時どう考えていたのか、書籍から振り返りたい。 (杉原さんは館長、宮原さんは高層書架の設計者) P.46 杉原豊秋 「CCCが運営に加わることには、私自…

ツタヤは本ではなく人を求めている

以下は代官山蔦屋書店の話。 ツタヤのねらいを理解するためのヒントになると思う。 ツタヤはそこに並ぶもの(本)ではなく、そこに集う人、人が集うことを狙いとしている。 p.190 "プレミアエイジ"、そしてリアルの復権 この"本屋がつくる街"を訪れる、ここに…