ソフトだけではダメ

  • 「ハード至上主義」から「ハード不要論」へ
  • クラウドでサービスすれば低コストだが参入障壁も低いのでコピーされやすい
  • ハードは競争力の源泉

「クラウドを使ってITサービスができる時代、ハードはコモディティでアウトソースすればよい」という周回遅れの議論 - 竹内研究室の日記

  • 性能を落とさずにサーバー台数を半分に
  • 検索、数値演算、物理演算、画像処理などがFPGAネットワーク上に
  • 専用回路による機械学習

マイクロソフトはどうやってBingをFPGAで実装したか - Qiita

当初独自のハードは要求を満たせなかったが、性能改善により破壊的イノベーションが始まったようだ。

ソフトだけでなんとかしようとすると、やれることの視野が狭くなってくる。
ハードによる実現は一旦難しいと思われても、技術の進歩により可能になることが多い。進歩をキャッチアップし続け、技術進化の特異点を捉え再チャレンジすると大きな成果を得られることがあるのだろう。

最終的にプロダクトはハードウェアとして人の手に届く。テクスチャを含めた感性に訴える部分はハードによって実現される。ソフトウェアが良くてもハードが伴っていなければ人の心に響く製品にはならないのだろう。MS 製のキーボードやマウスが高品質なのは、こういったことを踏まえてのことなのかもしれない。