リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
ピーター・ティールはあまりお勧めしていない「リーン」。
彼はリーンといってもちゃんと事業計画を立てて大きな目標を掲げる必要があると言っている。確かにその通りではあるけれど、少しずつ改善していく必要もある。全員がピーター・ティールではない。ロングショットを決められるのは限られている。現実的な策として、一つずつ積み上げていくというのは大切な考え方だ。
つまりポイントは顧客ではなく顧客に関する仮説(hypothesis about the customer)であり、それをプル信号として製品開発をはじめとするさまざまな仕事を動かす。これ以外の仕事はすべて無駄である。
「もっと早い馬車」を探してしまわないよう、仮設とその検証を回していく必要がある。