図書館

「附帯施設論争」について

最近、「図書館は何をするところか」について、「社会教育」が再発見されたりしている。 本を貸すだけなのか、コーヒーも出すのか、有償レンタルもするのか、有名人のトークショーも開くのか、つまり社会教育施設としての図書館は何であって、何でないのか(…

図書館が無料であることについて

無料の経緯について西崎局長は、前回整理した以外にも次のように述べている。 「先般米国の教育使節団等が参りましたときのアドヴァイスにも、この図書館の公共性と公開性を非常に強調致しまして、いかなる対価をも徴収すべきではないということが書いてある…

「無料貸本屋」と「民間委託」について、個人的な整理

Librahack, takeolibrary となぜか図書館に関係することに惹かれている。 素人なりに図書館にまつわる話を見聞きしてきたので、整理をしてみたい。 とくによく聞く話「無料貸本屋」と「民間委託」についてまとめる。 (間違っている点はご教示いただけると大…

指定管理者制度導入による運営費の削減について

武雄市新図書館、きょう1日開館 指定管理者制度導入は、運営費削減と新形態の公共施設運営を探るため導入した。契約期間は5年で、指定管理料は年間1億1千万円(歴史資料館は委託外)。2013年度は管理料に加えて歴史資料館運営費など約2800万円が…

「図書館法」が守ろうとしているもの

再度、西崎恵の『図書館法』より。 最近では図書館法は挑戦される対象、打ち破られる対象と考える人もいるようで、そんな中、当時どのような背景でこの法律が作られたか、担当者の考えに触れることは大切だと思う。 以下の言葉は昭和25年5月5日に記されたも…

図書館法の「レクリエーション」について

西崎恵『図書館法』は、昭和25年当時、文部省社会教育局長だった西崎恵氏が図書館法の趣旨を述べた資料。 「レクリエーション」の定義 図書館法による図書館の目的と、従来の目的とを比較すると、レクリエーションに資するということが新たに加えられている…