OSGi がやりたかったこと

OSGiプラグイン以外に何が良いのかなと思ったけれど、Web アプリの基盤にすると上に乗せるアプリケーションがプラガブルになって JVM のリスタートが不要になって素晴らしい、というアイデアがあったんですね。
でも 今まで抑圧されてきた「モジュールの動的交換」のニーズが表面化 はついぞ起こらなかったように思う。
(エンタープライズの世界では起こっているのかな?)

従来、エンタープライズ・アプリケーションの分野では、このような動的なモジュールの交換はあまり必要とされていませんでした。というのも、一般的なWebシステムではスケールアウト構成を組むことで部分的なメンテナンス停止を許容するように設計されていることが多く、単一システムのレベルでの動的なモジュール交換は必須ではなかったからです。
しかし、動的なモジュール交換のニーズは本当に皆無なのでしょうか?裏を返せば、動的なモジュール交換が技術的に困難だったために、スケールアウト構成などで工夫して対処してきたと考えることもできます。あくまで筆者の私見ですが、OSGiの登場によって、今まで抑圧されてきた「モジュールの動的交換」のニーズが表面化する領域もあるのではないかと考えています。
エンタープライズOSGi入門: 第1回:OSGi概要と実行環境の導入

上記の記事は2010年。